日光東照宮
1ヶ月ほど前になりますが、日光東照宮に行ってきました。
日光東照宮はご存じの方は多いと思いますが、一応説明をw
東照宮、というのは江戸幕府の初代将軍 徳川家康を「東照大権現」として祀った神社のことで、実は、日本各地に存在します。
たとえば、私のよく行く上野、東京方面にも、上野東照宮や芝東照宮がありますし、行ったことはありませんが「日本一小さな東照宮」の異名を持つ船橋東照宮もあります。
ですが、普通、東照宮と言ってまっ先に思い浮かべるのは、このスケールのでかい、日光の東照宮でしょう。
さて、拝観券を買いまして、その脇にある石段を登っていきますと、
こんなとこに出ますw
で、建物の装飾に注目!w
ゾウですw
なんか形がおかしいですが、ゾウですw
形がおかしいのも当然で、この当時の日本人、ゾウもトラも実物を見た人がほとんどいません。
ですので、日本画のトラは想像で描かれて、何となく今見ると滑稽な容姿をしていたり、この東照宮の装飾のゾウも、話を聞いて想像で描かれた「想像のゾウ」です。
その向かい側は神厩舎、つまり、馬屋でして、ここに有名な装飾
三バカトリオ。。。違う! 三猿がいます。
いわゆる、「見ざる・聞かざる・言わざる」です。
あ、
「見ざる・着飾る・岩猿」
じゃないですよ?w
西遊記の孫悟空(西遊記の!と断りを入れないと、近年は他に有名な孫悟空がいたりするのでw)じゃないのでw
なんで厩にサルなのか?
これもご存じの方はご存知、猿は馬の守り神・・・陰陽五行思想において「馬=火」、「猿=水」からなんですねぇ。
てなわけで、一面猿の彫刻だらけです。
三猿については、修復されてから、批判に晒されることもあった部分ですが。
さて、更に足を進めますと
陽明門ですよ! 陽明門。
小学校の修学旅行で見て以来ですよ。
綺麗に修復されてますよ・・・
なんか、、、、昔、見た時のほうが重みを感じたような、、、
これが本来の姿なんでしょうねぇ。。。
めちゃくちゃ芸は細かいw
陽明門をくぐると、その奥が本社で、その入り口にあるのは日光東照宮で有名なもうひとつの門、唐門です。
本社がまだ修復中なのが残念ですがw
陽明門、唐門を結ぶ道を右に曲がって歩いて行くと坂下門があり、そこにこの方が居ます。
お休み中でした(違!)
左甚五郎氏作と伝えられる「眠り猫」さんです。
ちなみに眠り猫さんの裏側ではスズメさんが遊んでいる彫刻があるはずですが見忘れましたw
「ネコが居眠りをし、その近くでスズメが遊んでいられるような平和な世の中」
ということが言いたいらしいです。
さて、この彫刻がある場所ですが、「坂下門」と言いました。
なぜ、坂下門か?
きっついんだわ! ここから先、奥宮までの坂と階段が!!
諦めて途中で引き返す方続出する場所ですw
さて、坂を登り切って、奥へ入ると
奥宮宝塔、奥社宝塔と書かれていることもあります。この近くの立て札では「奥社宝塔」。
日光東照宮のホームページでは「奥宮宝塔」になってます。
で、これが何かと言いますと・・・
「お墓」
です。
誰のって?
もちろん、家康さんのです。
家康さんは亡くなったあと、直ちに久能山に埋葬されましたが、遺言により、その後日光の東照宮のここに移されました。
が!
埋葬されてから、その後、ここに家康さんが本当に埋められているかどうかは確認されてませんw
宝塔は当初木造で、その後石製に改められ、それが地震で倒壊したため、5代綱吉さんの時、現在の金・銀・銅の合金のものになったそうな。
あまり当てにならない噂では、徳川埋蔵金はこの宝塔の前に埋められてるとかなんとか・・・